腸活コラム

COLUMN

2019.11.04

私のダイエット!その5(血糖値の上昇について)

今回は、血糖に注目します。

血液の中に糖が増えすぎると、体内で処理しようとします。

カラダにとっては余分なものであり、病気の原因になったり、タンパク質の働きを邪魔したりしてしまうためです。

実際に何が起こっているのか、解説します。

ダイエットにも関わってきますので、糖について理解を深めましょう。

余っている血糖は毒?

余ってしまった糖は、血液中の糖の量を増やす=血糖値を上げることになります。

血糖値が上がり過ぎた場合、体はその血糖を適正な濃度(80~110mg/dl)に下げようとします。

そもそも、なぜ体は血糖を減らそうとするのでしょうか?

実は、血液の中で余った糖はカラダの中にあるタンパク質と結びつき、糖化(とうか)ということを起こします。

糖化は、活性酸素を生み出す源となってしまうのです。

活性酸素は、人間のカラダを錆びさせ、
動脈硬化やガンなど日本での三大疾病の原因というべきものです。

また、このように糖化が起きたタンパク質は、本来持っている能力を低下、または、無くしてしまいます。

例えば、糖尿病(疑い)の方に、ある期間の血糖の指標として用いられる検査があります。

  • 「HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)」
  • 「グリコアルブミン」

「HbA1c」は、血液に流れている血球である赤血球の色素となる、ヘモグロビンが糖化を起こした割合を表しています。

「HbA1c」の値が高い方は、血液における酸素運搬能力はその分低くなってしまうということです。

「グリコアルブミン」は、「アルブミン」というタンパク質が糖化されたもの。

「アルブミン」は、血液の中でホルモンや薬剤など、色々なものの運び屋です。

「グリコアルブミン」が多くなっている方は、血液での運搬能力が低下しているということに。

タンパク質が糖化を受けた場合、活性酸素を生む原因になり、タンパク質の能力も低下するのです。

血液の中に余っている糖という存在は、人間のカラダにとって毒となってしまう存在です。

そのため、余計な糖を減らそうとする機構を持っているのでしょう。

血糖はグリコーゲンへ変換

血糖が消費しきれずに上がってしまった場合、どうなるのでしょうか。

血液の中に糖が増えて、溢れそうになっている状態です。

ひとまず、必要のない糖を何とか血液の中から減らそうとします。

具体的には、余った糖をグリコーゲンという形に変えて、肝臓や筋肉に蓄えます。

この際、条件があります。

肝臓や筋肉に貯める場所や余裕が残っているかどうか、です。

グリコーゲンは、肝臓における肝細胞や筋肉における筋線維で合成され、蓄えられます。

  • 元気な肝細胞(アルコールは適量、肝炎ウィルスには感染していない)
  • 十分な筋肉量(普段からタンパク質を十分に摂り、運動をしている)
  • 以前に貯めた分のグリコーゲンが使われている(血糖が下がる)

では、過去の私を例に挙げます。

  • 肝機能:問題なし(お酒を飲む習慣は無かった)
  • 筋肉量:少なめ(大学には車で通っていた)
  • グリコーゲン:使われる機会なし(お菓子などを常に食べていた)

そのため、「お茶」の時間で血糖が上がった時にグリコーゲンに変えられる量は、多いものでははなかったと思われます。

血糖におけるインスリンの働き

血糖値が上昇すると、インスリンも活躍します。

流れはこうです。

  1. 膵臓のランゲルハンス島の中のβ(ベータ)細胞から、インスリンが放出される
  2. インスリンが細胞表面の受容体(レセプター)に結合
  3. 血液中にある糖を、細胞の中に引き入れる

インスリンが放出されることで血液中の糖は細胞の中に入り、血糖値が下がるのです。

さらに、細胞に取り込まれた糖がしばらく使われない場合は、
より安全な形である中性脂肪に変わります。

インスリンは、血液中にある中性脂肪も細胞の中に引き入れます。

インスリンの血液中の濃度が一定ラインを超えていると、体内にある中性脂肪はエネルギー源としては使われません。

貯蔵されたままの状態です。

この機能が、太古の時代において、人類が飢餓と戦うために役立っていたのです。

大量の食糧が手に入り、お腹いっぱい食べたとしましょう。

余った糖を中性脂肪に変換することによって、飢餓状態でもエネルギー源を確保できたのです。

しかし現代では食料が溢れており、食べ過ぎてしまうようになりました。

この作用がトラブルを引き起こすのですが、次回お話します。

まとめ

血糖値の上昇は、カラダにとって避けたいもの。

糖化が起これば、動脈硬化・血液の酸素運搬能力低下などを引き起こします。

そのため、

  • グリコーゲンとして、肝臓や筋肉に蓄える
  • インスリンによって、糖を細胞の中に取り込む

といったことが行われます。

人間のカラダはよく出来ていますね。

次回、インスリンについて、さらに詳しく見ていきましょう。

神谷仁医学博士

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