COLUMN
2019.10.24
「リーキーガット症候群」の改善には、グルテンを避ける方法が良いです。
しかし、「グルテンフリー」商品は穀物類が多いもの。
糖質を摂り過ぎてしまい、血糖の上昇につながります。
血糖を下げるため、膵臓から放出されるインスリンというホルモンが増えます。
結果的に太ってしまう、ということです。
加えて、過剰な糖質自体が腸の粘膜を傷めます。
「リーキーガット症候群」の悪化を引き起こす可能性があるのです。
今回は、「グルテンフリー」製品を食べる際のポイントを2点紹介します。
シンプルな方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
「グルテンフリー」商品や糖質量が多いものを摂取する際に気を付けたいこと。
まずは食べ方の順番、つまり、「食べ順」です。
具体的にはどうすれば良いのでしょうか。
よく、「野菜を最初に食べるように!」と聞きませんか。
実は、血糖の上昇に影響するのは野菜だけではないんです。
ある実験で、血糖の上がり下がりを見てみました。
例えば、パンを食べるとしましょう。
実験によれば、ただパンを食べる場合よりも、
一緒にタンパク質主体のものを食べるほうが、血糖の上がり方が弱くなるのです。
野菜に限らず、タンパク質が豊富なもの
などのおかずを先に摂りましょう。
血糖の上がり方は抑えられます。
「野菜ファースト」ならぬ「おかずファースト」が大事になってきます。
食べる順番を、変えてみましょう。
「グルテンフリー」製品を使った食事には、時間をかけることも有効です。
しっかり噛んで食べましょう。
一口30回噛む、「カムカム30」ルールです。
以前、フィギュアスケートで金メダルを取ったエフゲニー・プルシェンコさんがおっしゃっていました。
医師から、
「一口33回噛んで食べましょう」
と言われたそうです。
30回以上噛むのは世界共通、金メダリストも実践しているのですね。
難しいという方には、
「お箸を置いてから30回噛んで、また、お箸を持って食べてください」
とお話します。
すると、そのうちに慣れ、いつの間にか習慣になってしまうこともあります。
噛む回数を増やしてみてくださいね。
「リーキーガット症候群」の予防・改善には小麦製品を控えましょう。
代替として「グルテンフリー」を食べる場合もあるはず。
摂りすぎには気を付けましょう。
また、
を実践するのがおすすめです。
健康的な食生活を送りましょう。
神谷仁医学博士