COLUMN
2019.10.23
風邪でもないのに、
「なんだか体調が悪い・・・。」
と感じるのなら、「リーキーガット症候群」かもしれません。
腸が本来の機能を果たせない状態で、体全体の不調を招く恐れがあります。
今回は「リーキーガット症候群」の予防・改善方法について紹介します。
元気でいるために何をしたら良いか、チェックしましょう。
「リーキーガット症候群」では、腸粘膜におけるバリアが弱くなっています。
が腸を通過してしまう危険性があります。
腸粘膜に出来てしまった隙間が小さい場合は、比較的小さい分子である未消化タンパク質が、
隙間が大きくなるにつれて、細菌の出す毒素や抗体、大きめの未消化タンパク質などが通り抜けます。
ついには、細菌や真菌などの病原菌自体までも漏れてしまいます。
そして、その下を流れている血管の中に未消化タンパク質などが入ります。
慢性的な炎症が生じ、様々な症状を生み出してしまうです。
このように恐ろしい「リーキーガット症候群」ですが、予防・改善方法はあるのでしょうか。
「リーキーガット症候群」の主な原因の一つはグルテンです。
品種改良された小麦には、粘着力が強いグリアジンが含まれています。
このグリアジンから作られるグルテンも、かなり粘着力が高くなります。
そして腸粘膜を傷付けてしまうのです。
つまり、グルテン除去が、最適な解決方法でしょう。
持っている症状やモチベーションによって異なりますが、まずは出来るところから始めてみてはいかがでしょうか。
例えば、小麦を使った麺類である、
などを避けましょう。
また、小麦粉から外側の皮を作っている
そして、小麦が原料となる
なども注意しておきたいですね。
また、小麦が含まれている
なども挙げられます。
まずは、このような分かりやすいグルテンを避けてみてください。
期間の目安としては、2~4週間程度。
改善効果が明らかであれば、グルテンが体調不良の原因だったということになります。
「リーキーガット症候群」の症状を軽減するには、グルテンを取り入れないことです。
小麦から作られている食品
などは控えたほうが良いでしょう。
2週間以上続けてみると、違いを実感するかもしれません。
「リーキーガット症候群」の対策として、グルテンフリーを行いましょう。
神谷仁医学博士