腸活コラム

COLUMN

2019.10.23

腸のせいで手足が麻痺する?「ギランバレー症候群」

腸の状態が、手足の麻痺につながる場合があるという事実を、ご存知でしょうか。

「ギランバレー症候群」は、腸に細菌が入ることで始まるとされています。

腸が元気であれば、細菌も抗体も血管に流れません。

しかし、何らかの原因で漏れてしまっているのです。

今回は「ギランバレー症候群」・「リーキーガット症候群」について解説します。

「ギランバレー症候群」について

「ギランバレー症候群」は手足のしびれや筋力の低下が見られます。

体の中で何が起こっているか、説明します。

神経細胞は、

  • 本体である神経細胞体
  • 他の細胞からの興奮を受けるための樹状突起
  • 受けた興奮を他の細胞に伝えていくための軸索

に分かれています。

軸索は別名「神経線維」と呼ばれています。

軸索が髄鞘と呼ばれるものに覆われているものを有髄神経線維、

覆われていないものを無髄線維と言います。

髄鞘の機能のひとつは、神経を通る興奮をより素早く伝達させること。

「ギランバレー症候群」という疾患では、この髄鞘にあるガングリオシドを攻撃する自己抗体が出来てしまいます。

結果、髄鞘の機能が損なわれてしまい、末梢神経伝達の効率が落ちてしまいます。

「ギランバレー症候群」は抗体によって、神経に障害が出ている状態なのです。

「ギランバレー症候群」と「リーキーガット症候群」の関係

「ギランバレー症候群」の主な原因は、カンピロバクターという食中毒の原因となる細菌です。

また、カンピロバクターの抗体はかなり大きいタンパク質なので、本来は腸の壁を通り抜けません。

しかし、腸粘膜が漏れやすい状態、つまり、「リーキーガット症候群」になっていたとしたならば、話は別です。

未消化のタンパク質以外にも、細菌やウィルス自体、または抗体が腸粘膜を通過してしまう危険性があるのです。

抗体が血管に入る方法としては、以下の2種類です。

抗体が血管に入る方法としては、以下の2種類です。

腸の中のカンピロバクターが多く、腸内における強い炎症(下痢など)が起きている場合はこちらです。

作られた抗体が消化されないまま、弱体化した腸粘膜を通り抜けて血管の中に入ってしまいます。

②カンピロバクターが漏れた

カンピロバクター自体が腸粘膜をすり抜けてしまい、そのまま血管内に入ることがあります。

血管の中でカンピロバクターに対しての抗体が作られ、血液によって末梢神経線維まで運ばれるケースもあります。

まとめ

両手足に力が入らない、そんなときは「ギランバレー症候群」かもしれません。

末梢神経に障害が生じているのです。

原因はカンピロバクターという細菌、またはその抗体が漏れたことです。

腸が正常に働いていない、「リーキーガット症候群」になっている可能性があります。

腸が弱ってしまっている状態では、体全体にも悪影響を及ぼしてしまうのですね。

次回、「リーキーガット症候群」の予防策について説明します。

神谷仁医学博士

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