腸活コラム

COLUMN

2019.10.05

「コレステロール」は本当に悪者?体への影響とは

「コレステロールが高い」

と聞くと、

脂の摂り過ぎを控えなきゃ!

と考える方が多いのではないでしょうか?

実は、体内の「コレステロール」のうち、腸からの吸収に関係するのは約20%。

残りの80%は、肝臓などの体内で作られているのです。

この記事では「コレステロール」の役目をお伝えします

栄養学的な面から、「コレステロール」との付き合い方も提案します。

「コレステロール」の役割とは

「コレステロール」は体にとって、重要。

主な役割は3つです。

①膜の修復

人間などの生物は、細胞が集まって作られていますよね。

「コレステロール」はその1個1個の細胞を包む細胞膜の材料です。

膜(血管や粘膜など)に傷が発生した際、修復には「コレステロール」が欠かせません。

ただ、その修復作業をしている最中に、活性酸素などに影響を受け酸化します。

動脈硬化の原因になるので、抗酸化を行いましょう。

②ビタミンDの生成

また、骨を丈夫にするために日光浴が大事だとよく言われますよね。

ビタミンDを作るためです。

このビタミンDの材料も、「コレステロール」です。

「コレステロール」が低下している・クスリで下げている状態でいくら日光浴をしても、ビタミンDは作られません。

単に、しみや皮膚がんの原因となってしまうだけかもしれません。

③ホルモンのもと

加えて、女性ホルモン・男性ホルモンの材料にもなります。

人間にとって大事な臓器の一つである、副腎が出すホルモンの材料にもなります。

「コレステロール」の存在はとても大事なので、ある程度の量が必要です。

「コレステロール」を下げるためにクスリが必要?

「コレステロール」が高い場合、本当に下げないといけないのでしょうか。

東京都健康長寿医療センターのデータによると、

総コレステロール値では

  • 男性:157以上
  • 女性:183以上

の方が、未満の方に比べると累積生存率が高いことが分かっています。

とある女性の事例

先日、健診でこんな事例がありました。

70代の女性です。

2015年度の検査では、

  • HDLコレステロール:80
  • LDLコレステロール:133

コレステロール値に関しての評価は「B」、つまり、注意しましょうのレベルでした。

しかし、2016年度の検診では、

  • HDLコレステロール:75
  • LDLコレステロール:71

と激減していました。

評価の欄をよく見てみると「D」、内服治療中となっていたのです。

2017年度の検診でも、

  • HDLコレステロール:81
  • LDLコレステロール:81

という値でした。

私からすれば、少なくとも「コレステロール」については、

2015年度の値はHDLとLDLの比率的にも、まあまあ理想的でした。

しかし、検診の結果は「B判定=注意してください」でした。

女性は医療機関を受診し、処方されたクスリを素直に飲んでいたようです。

クスリの作用でLDLコレステロールの値は激減、総コレステロールの値も推定180未満。

栄養学的には、総コレステロール、LDLコレステロール共にかなり低めの値と言えます。

もしかしたら、生存率を下げる結果となってしまったかもしれません。

まとめ

「コレステロール」は悪者ではありません。

生きていく上で、大事な役割を果たします。

健診で「高い」と言われ、クスリを処方される際には、

「本当に自分にとって意味があるのかどうか?」

医師に質問しましょう。

加えて、

「クスリ以外には方法は無いのか?」

を患者側から確かめましょう。

是非、自分だけでなく、ご家族の健康を守ってくださいね。

「コレステロール」の管理について、正しい知識を持ちましょう。

神谷仁医学博士

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