COLUMN
2019.10.01
今回は、腸と脳の関係についてお話します。
腸を変えれば、さらに「良好な脳」を作り出すことが可能です。
「そもそも、良好な脳ってどんな脳?」
「いつも頭の中がモヤモヤしている・・・。」
「おすすめ食品が知りたい。」
そのように考えたことがあるのなら、きっとお役に立ちます。
神経伝達物質である「GABA」が含まれている食品も紹介します。
腸から「良好な脳」へアプローチしてみませんか。
「良好な脳」って、一体どういうものでしょうか?
様々な見解がありますが、ひとつとして、
「ニューロン(脳を構成する神経細胞)同士の連絡がスムーズ」な状態を言います。
ニューロンの末端となる「シナプス」と、
別なニューロンとの間を媒介する神経伝達物質が、どれだけ滑らかに動くか?
という点に関係しています。
つまり、
この2つがあれば伝達の効率は良くなり、「良好な脳」と言えるでしょう。
「良好な脳」には、「オン・オフ」が欠かせません。
この切り替えが大事なのです。
このようなスイッチの役割をするのが、先ほど述べた神経伝達物質です。
例えば、
などといったものがあります。
この中で、特に大きな役割を持つのが「GABA(ガンマアミノ酪酸)」。
最近では、ストレスを低減するとして、チョコレートに入っている商品も発売されています。
「GABA」は「グルタミン」というアミノ酸が原料で、腸内の細菌が作り出します。
更に、脳の中でも「GABA」を生成します。
脳には血液脳関門があり、「GABA」が直接入りにくなっています。
脳内で「GABA」を作るために、まず、原料となるグルタミンやグルタミン酸が脳の中に入ります。
ナイアシンやビタミンB6の助けを得て「GABA」が作られる、という流れです。
その際に必要なビタミンB群も、腸内細菌が関わっています。
元気な腸は、「GABA」をしっかりと生み出すということです。
「良好な脳」にしたいのなら、腸も見直しましょう。
「良好な脳」に変えたいなら、「GABA」が多く含まれている食品を摂りましょう。
野菜・果物は特に多いので、積極的に食べてくださいね。
健康的な腸は、「良好な脳」を作りやすくなります。
神経伝達物質「GABA」をたくさん摂取出来る食べ物は以下です。
腸から、スッキリとした脳へアプローチしませんか。