腸は体にとって必要なものを能動的に取り入れる【ドクター.Jin】

腸内環境育成協会のドクターJINです。

 

これから、ここで、腸について、私が思うことをお話ししていきたいと思います。

 

 

 

腸には様々な機能があります。

 

その中で、一番大事なものだと私が考えるのは、必要なものは能動的に取り入れ、不必要なものはブロックしてしまう、ということです。

 

その中で、今回は、能動的に取り入れて行くということについてお話ししていきます。

 

能動的というのは、辞書での意味は、

 

「自分から他へ働きかける」ということですが、更に言うと、

 

「自分から『積極的に』働きかける」ということです。

 

そして、この『積極的に』働きかけるためには、実は、エネルギーが必要となってきます。

 

つまり、能動的に取り入れるためには、エネルギーが必要となってくるのです。

 

 

 

腸に限らず、体の中にある色んな組織は全て細胞の塊です。

 

人間には、約60兆個の細胞があるとされていますが、それらの細胞が見事に組み合わさって、組織、そして、器官ができています。

 

 

 

ところで、細胞を形作っているのは、タンパク質(アミノ酸)や脂質などです。

 

そして、それぞれの細胞は、それらの栄養物質の大きさの1000〜5000倍はあります。

 

(細胞膜の厚さ)これらの栄養物質が腸に吸収されるためには、まずは腸の表面にある細胞自体に入る必要があります。

 

 

 

しかしながら、細胞自体は、リン酸と呼ばれる脂質の一種が、2重に重なって取り巻いて細胞膜という表面の膜を作っています。

 

ですので、このような細胞の中に何かが入り込むのも本来は難しいのですが、このような細胞膜には輸送体(トランスポーター)という細胞内外の物質の運搬を担っているタンパク質があり、そこを通して、色んな物質が細胞の中に取り込まれていくのです。

 

 

 

例えば、アミノ酸が取り込まれるのは、アミノ酸トランスポーターというものなのですが、このアミノ酸トランスポーターが小腸の表面に当たる刷子面で取り込まれる時にはナトリウムイオンの細胞膜内外の濃度勾配、つまり、濃度の差が使われています。また、タンパク質は、アミノ酸が2つつながった状態のジペプチド、3つつながった状態のトリペプチドまでは、ペプチドトランスポーターというものが使われるのですが、この取り込みには、プロトン(水素イオン)の濃度勾配が使われています。

 

 

 

上に挙げたナトリウムイオンやプロトンの濃度勾配は、元はと言えば、イオンポンプというもので、各種イオンを細胞膜の内外に動かしてあげることによってできてます。このイオンポンプは、ATPというエネルギーカプセルのようなものが分解される時に発生するエネルギーを使って動いているイオンポンプで作られているものでもあるので、つまりは、エネルギーを使って、取り入れているということになるのです。

 

 

 

せっかく、エネルギーを使って取り入れているのであれば、体に出来るだけ良いものを摂り入れたいものですね。

 

では、また。